米、ウクライナへのパトリオット優先供与を決定 喫緊の防空態勢強化急ぐ

アメリカ政府はウクライナの防衛態勢を強化するため、地対空ミサイルシステム「パトリオット」などのミサイルをウクライナに優先して供与し、他の国への引き渡しを遅らせることを決定しました。

アメリカ政府のカービー大統領補佐官は20日、地対空ミサイルシステム「パトリオット」と「NASAMS」で使用するミサイルをウクライナに優先して供与するため、すでに決定している他の国へのミサイルの引き渡しを遅らせると明らかにしました。

影響を受ける国の数や名前は明らかにしていませんが、「イスラエルと台湾は含まれていない」としています。

喫緊の課題となっているウクライナの防空態勢の強化を急ぐための決定で、カービー補佐官は「ウクライナが今後必要とする重要な防空能力をアメリカは確実に提供する」と強調しました。

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