EUで大筋合意 ロシア凍結資産 ウクライナ支援に活用

EU=ヨーロッパ連合は8日、経済制裁で凍結されたロシア中央銀行の資産から得られる収益をウクライナへの軍事支援などに活用することで大筋で合意しました。

EUの議長国ベルギーは8日、大使級会合で経済制裁で凍結されたロシア中央銀行の資産から得られる収益の取り扱いについて、原則で合意したことを明らかにしました。ロシアによる侵攻が続くウクライナの復興と軍事的な防衛での支援に活用されるとしています。

凍結資産からの収益は、年間およそ30億ユーロ=日本円でおよそ5000億円と見込まれています。

合意の具体的な内容は明らかにされていませんが、EUはこれまで、収益のうち9割をウクライナなどへの軍事支援に使われるEUの基金に移し、残りの1割をウクライナの復興や防衛産業に回す案を協議してきました。

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