米国防長官 イスラエルへの弾薬供与の一時停止認める ガザ南部ラファの状況を踏まえ

アメリカのオースティン国防長官が、イスラエルに対する弾薬の供与を一時停止したことを認めました。

アメリカ オースティン国防長官
「状況を判断した結果、弾薬の出荷を1回停止しました」

オースティン国防長官は8日、議会の公聴会で証言し、パレスチナ自治区ガザ南部ラファの状況を踏まえイスラエルへの弾薬の供与を一時停止したことを明らかにしました。

オースティン長官は「イスラエルの自衛のための支援は継続する」と強調する一方で、イスラエルがラファで行うとしている大規模軍事作戦について、避難住民の安全確保策の必要性を改めて指摘しました。

こうした中、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は8日、武器供与の一時停止について、イスラエルの複数の高官が「強い不満」を表明したと報じました。

そのうえで、イスラエルは武器供与の停止はエジプトで続けられている交渉の「合意に向けた取り組みを危うくするものだ」などとアメリカに対して警告し、引き続きイスラエルに協力するよう求めたということです。

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