ウクライナ外務省は非難 プーチン大統領、きょう通算5期目の就任式

ロシアのプーチン大統領はきょう、通算5期目となる就任式を迎えます。新たな任期は2030年までですが、長期化するウクライナ侵攻など課題も山積みです。

ロシア プーチン大統領
「我々は力を合わせ、最も複雑な歴史的チャレンジをおおむね乗り越えてきた」

プーチン大統領は6日、政府の幹部らを集め、労をねぎらいました。

就任式は日本時間の午後6時に首都モスクワのクレムリンで行われる予定で、プーチン氏は演説で今後の政権の方針を示すものとみられます。

焦点の閣僚人事について、ロシアメディアでは側近が逮捕されたショイグ国防相を含め主要メンバーは留任するとの見方が大勢です。

9日の対ドイツ戦勝記念日、中国訪問と重要行事が続く一方で、ウクライナ侵攻の終わりは見えず、好調だとする経済も先行きは不透明で課題は山積しています。

一方、ウクライナ外務省は6日、プーチン大統領の就任式にあたって声明を発表し、「全世界と自国民にほぼ終生にわたる権力維持が合法であるかのような幻想を与えようとしている」などと非難しました。

3月に行われた大統領選挙は「偽りの選挙」だとして、国際社会に対し、結果を認めないよう求めています。

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