伊・ベネチアでオーバーツーリズム対策 日帰り客から入域料徴収 実証実験スタート

観光客が増えすぎる「オーバーツーリズム」の問題を抱えるイタリアのベネチアで25日、対策のための実証実験が始まりました。

記者
「ベネチア本島の駅前なんですけども、続々と観光客がやってきています。係の人が一人ひとり、チェックしています」

25日、イタリア・ベネチアでは「オーバーツーリズム」対策として、入域料の徴収が始まりました。

対象はベネチア市内に宿泊しない14歳以上の観光客で、窓口かオンラインで1日あたり5ユーロを支払います。

イタリア人観光客
「反対ではないです。観光客の集中を防ぎ、街がきれいになってサービスが良くなるなら」

ベネチア市内の宿泊客などは支払いは不要ですが、それを証明するための登録が求められ、違反者には最大300ユーロの罰金が科される可能性があります。

実証実験は7月14日までの週末などに行われ、ベネチア市はこの結果をもとに今後の対策につなげる方針です。

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