中国が有人宇宙船打ち上げ 35年までに月面基地の計画も

中国は25日、宇宙飛行士3人を乗せた宇宙船を打ち上げました。

中国は日本時間の25日午後10時ごろ、内陸部にある酒泉衛星発射センターから宇宙船「神舟18号」を打ち上げました。

「神舟18号」には宇宙飛行士3人が乗っていて、国営の中央テレビによりますと、予定していた軌道に入り、打ち上げは成功したということです。

3人の宇宙飛行士は中国が独自に建設した宇宙ステーション「天宮」におよそ半年間滞在し、船外活動や科学実験などを行う予定です。

このほか、中国メディアによりますと、中国は2035年までに月面に科学実験や資源開発を行うための研究ステーションを完成させる計画だということです。

アメリカなどが進めている宇宙飛行士の月への着陸を目指す「アルテミス計画」に対抗する狙いもあるものとみられ、米中の競争が宇宙でも激しさを増しています。

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