北朝鮮、米韓合同訓練への対抗措置 「戦術核を使った反撃想定」の初訓練

北朝鮮で戦術核を使った反撃を想定した初めての訓練です。

北朝鮮メディアは、金正恩総書記の指導のもと、戦術核を使った反撃を想定した600ミリ口径の「超大型ロケット砲」の発射訓練を、きのう実施したと報じました。

これは、今月12日から韓国で行われている米韓合同訓練への対抗措置としていて、北朝鮮が主張する射程内に合同訓練の拠点が入ります。

一方、北朝鮮が「超大型ロケット砲」に戦術核兵器を搭載できるとしている点について、韓国軍合同参謀本部の広報責任者は23日、「北朝鮮は戦術核の実験を終えていない」と話し、懐疑的な見方を示しました。

今回の発射の意図については米韓軍の訓練への対抗だけではなく、2基目の偵察衛星の打ち上げが遅れていることへの埋め合わせや、「超大型ロケット砲」を輸出するためのデモンストレーションなど、複数あるとみているということです。

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