国連安保理でパレスチナ加盟決議案を否決　孤立深まるアメリカが拒否権行使

国連の安全保障理事会はパレスチナの国連への正式加盟を勧告する決議案を否決しました。アメリカが拒否権を行使しました。

国連安保理議長
「決議案は常任理事国の反対により否決されました」

国連安保理は18日、パレスチナの国連への正式加盟を勧告する決議案の採択を行いました。

15の理事国のうち、日本をはじめとする12か国が賛成しましたが、アメリカが拒否権を行使したことにより、決議案は否決されました。

アメリカ　ウッド国連次席大使
「今回の投票は、パレスチナ国家の樹立に反対するものではない」

イスラエルを支持するアメリカはパレスチナ国家の樹立について、イスラエルとの直接交渉を通じて進めるべきと強調していますが、度重なる拒否権の行使により、国連内での孤立が改めて浮き彫りになった形です。