脳に装置を埋め込み情報やりとり… マスク氏設立の新興企業がヒト臨床試験の承認
起業家のイーロン・マスク氏が設立した企業「ニューラリンク」は、小さな装置を脳に埋め込み、外部と通信する開発中の技術について、アメリカの規制当局からヒトの臨床試験の承認を得たと発表しました。
「ニューラリンク」は、小さな装置を脳に埋め込み、脳とコンピューターをつないで情報をやりとりする技術の開発を進めていますが、25日、アメリカ食品医薬品局=FDAから、ヒトの臨床試験の開始について承認を受けたと発表しました。
この技術についてマスク氏は去年11月、「脊髄を損傷した人が、全身の機能を回復することが可能だと確信している」などと話していました。
これまでは動物実験を行い、サルが脳に埋め込んだ装置を通じて、テレビゲームをすることなどに成功したと発表する一方、動物愛護団体から批判を受けてきました。ニューラリンクは「私たちの技術で、多くの人たちを助けるための重要な一歩だ」としています。
05/26 18:53
TBS NEWS DIG