ドナルド・トランプ、激動の人生を改めて振り返る! 事業の失敗で"悪知恵"に目覚めた!?
2度目の大統領を狙うトランプ
世界の命運を分けるアメリカ大統領選。ドナルド・トランプとカマラ・ハリスが熱い火花を散らしている。大富豪でありながら、女優やモデルとの結婚、そしてテレビ番組で大人気に、と激動の人生を送るトランプの歴史を改めて振り返る。
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●1946年6月14日
ニューヨーク州クイーンズにて、ドイツ系移民の父フレッド・トランプとスコットランド出身の母メアリー・アン・マクラウドの間に生まれる
●1964年
ニューヨーク軍事学校(高校)を卒業
●1968年
ペンシルベニア大学ウォートン・スクールで経済学士号を取得
●1971年
父の会社を引き継ぎ、社名を「トランプ・オーガナイゼーション」に。ニューヨークの不動産開発に注力する
●1977年
モデルのイヴァナ・ゼルニチコヴァと結婚。3人の子供(ドナルド・ジュニア、イヴァンカ、エリック)が生まれる
●1980年
「グランド・ハイアット・ニューヨーク」が完成し、大きな成功を収める
★運命の岐路(1)【成功と失敗】
裕福な家庭に生まれ、「ニューヨークの不動産王」としてメディアの寵児となったトランプ。1988年の大統領選では共和党の副大統領候補になりかけたことも。この頃に出版した本がベストセラーに。
同時期に事業の失敗も経験したが、「帳簿上、大きな借金を抱えていることにすれば税金を払わなくて済む」という悪知恵に目覚めたのもこの時代だとか
●1992年
イヴァナと離婚。同年、女優マーラ・メイプルズと再婚。娘ティファニーが生まれる
●1996年
「ミス・ユニバース」や「ミスUSA」などのコンテストを主催し、エンターテインメント業界でも影響力を拡大
●1999年
マーラ・メイプルズと離婚
★運命の岐路(2)【2000年の大統領選で政界へ】
1999年、翌年の大統領選に、共和党でも民主党でもない、第3の勢力「改革党」の候補として出馬を表明。
結局、党内部の対立によって早々に予備選挙から撤退することになるのだが、この頃のトランプが掲げた公約には「同性愛者への差別禁止のための公民権法の改正」や「国民皆保険制度の実現」など、今のトランプからは想像できないものも少なくない
●2004年
リアリティ番組『アプレンティス』が放映開始。キャッチフレーズ「You're fired!(おまえはクビだ!)」で一躍人気を博す
★運命の岐路(3)【テレビスターに】
2004~15年、NBCテレビのリアリティ番組『アプレンティス』に出演。トランプの会社で彼の右腕を目指す出演者たちに「You're fired!(おまえはクビだ!)」と告げるセリフで大人気に。
この番組で知名度をさらに上げ、彼自身がメディアで強烈なキャラクターを演じることの力を自覚したことが、現在のトランプを形作っていくことになる
●2005年
モデルのメラニア・クナウスと結婚。翌年、息子バロンが誕生
2006年頃に不倫関係にあったとされるポルノ女優ストーミー・ダニエルズ
●2015年
ニューヨークの「トランプタワー」で大統領選への立候補を表明
●2016年
大統領選でヒラリー・クリントンを破り、アメリカ第45代大統領に当選
●2017年
アメリカ合衆国第45代大統領に就任
●2020年
再選を目指すもジョー・バイデンに敗北
●2024年
再び大統領選への立候補を表明
取材・文/川喜田 研 写真/アフロ/AP 時事通信社 監修/前嶋和弘
11/05 12:10
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