停戦履行へ「レバノン軍と連携」=ヒズボラ指導者、合意後初声明

【カイロ時事】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者カセム師は29日、イスラエルとの停戦発効後初めてビデオ演説を公開し、停戦合意を「承認した」と表明した。その上で「合意履行のためヒズボラとレバノン軍は緊密に連携することになる」と述べ、停戦維持に取り組む意向を示した。
しかし、イスラエル軍は30日、「イスラエルを脅威にさらす活動」があったとしてレバノン南部に複数回空爆を加えたと発表した。イスラエル軍はレバノン南部からの段階的撤退を約束しているが、空爆は28日から3日連続。イスラエル側が27日の停戦発効以降、「合意違反」を主張する状況は解消されていない。


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