長距離攻撃「状況を一変」=侵攻1000日で安保理会合―ウクライナ外相

【ニューヨーク時事】ウクライナのシビハ外相は18日、同国が米国製長距離ミサイルを使ってロシア領内を攻撃することを米政府が容認したとの報道に関し「状況を一変させる可能性がある」と述べ、歓迎した。ニューヨークの国連本部で記者団に語った。
シビハ氏は、ウクライナには「ロシア領内の軍事目標を攻撃する権利がある」と強調。「ウクライナが攻撃できる距離が長ければ長いほど、戦争は短期間で終わる」と主張した。
国連安保理はこの日、ロシアのウクライナ侵攻開始から19日で1000日となるのに合わせ、閣僚級会合を開催。ディカルロ国連事務次長は「これまでに少なくとも1万2164人の市民が殺害された」と報告した。実際の犠牲者はさらに多いとみられている。
会合ではロシアを除く14理事国が和平実現を要請。その上で、日米韓などは北朝鮮のロシアへの派兵を非難した。

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