ハマス幹部らトルコ滞在=カタール「追放」で拠点づくりか―報道
【カイロ時事】イスラエルのメディアは17日、イスラム組織ハマスの複数の幹部が数日前から、トルコに滞在していると報じた。ハマス政治指導部はカタールを拠点としているが、米国の要請に基づき、カタール政府が国外追放に同意したとも伝えられていた。今回のトルコ入りの理由は不明だが、新たな拠点づくりを模索している可能性がある。
報道によると、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとハマスの戦闘を巡り、米国はハマスが停戦案の受け入れを繰り返し拒否していることを問題視。カタール政府に対し「米国のパートナー国にハマス指導部が滞在することは許されない」と伝えた。カタールはこれを受け、ハマス側に追放の意向を通告したとされる。
トルコのエルドアン政権は昨年10月のガザでの戦闘開始以降、ハマス寄りの姿勢を鮮明にしてきた。エルドアン大統領は「トルコはハマス指導部と堂々と対話するし、強力に支持する」とも発言。今年7月に当時の最高指導者ハニヤ氏が殺害された際には、服喪の日を宣言し、在イスラエル・トルコ大使館が半旗を掲げた。
米国などと共に停戦交渉を仲介してきたカタールは今月上旬、イスラエルとハマス双方が「意欲と真剣さ」を示さない限り、仲介を中断すると表明。交渉妥結は見通せない状況だ。
報道によると、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとハマスの戦闘を巡り、米国はハマスが停戦案の受け入れを繰り返し拒否していることを問題視。カタール政府に対し「米国のパートナー国にハマス指導部が滞在することは許されない」と伝えた。カタールはこれを受け、ハマス側に追放の意向を通告したとされる。
トルコのエルドアン政権は昨年10月のガザでの戦闘開始以降、ハマス寄りの姿勢を鮮明にしてきた。エルドアン大統領は「トルコはハマス指導部と堂々と対話するし、強力に支持する」とも発言。今年7月に当時の最高指導者ハニヤ氏が殺害された際には、服喪の日を宣言し、在イスラエル・トルコ大使館が半旗を掲げた。
米国などと共に停戦交渉を仲介してきたカタールは今月上旬、イスラエルとハマス双方が「意欲と真剣さ」を示さない限り、仲介を中断すると表明。交渉妥結は見通せない状況だ。
11/18 14:09
時事通信社