大統領次席補佐官にミラー氏=トランプ氏側近、対移民強硬派―米報道

【ワシントン時事】米主要メディアは11日、トランプ次期大統領が政策担当の大統領次席補佐官にスティーブン・ミラー氏(39)を起用する方向だと報じた。ミラー氏は1期目のトランプ政権で大統領上級顧問を務めた。対移民政策の最強硬派で、スピーチライターとしてもトランプ氏を長年支えてきた。
ミラー氏は、トランプ氏が約束している「史上最大の移民送還作戦」の実施を担うため、広範な権限を与えられるもようだ。大統領選の期間中、「米国は米国民だけのものだ」と訴え、不法移民を一斉拘束し、強制送還するまで施設に収容するという計画を米メディアに語っていた。
トランプ氏は10日、元移民税関捜査局(ICE)局長代理のトム・ホーマン氏を国境・移民送還担当に指名。ミラー、ホーマン両氏の人選は、トランプ氏が2期目で移民問題を重視し、厳しい姿勢で臨むことを裏付ける形となる。

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