スカボロー礁に「領海基線」=フィリピンに対抗―中国
【北京時事】中国政府は10日、南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)について、自国領であることを明確化する「領海基線」を定めたと発表した。同礁の領有権を巡って争うフィリピンに対抗し、中国の実効支配を正当化する狙いだ。
国連海洋法条約は、領海の範囲を基線から約22キロまでの海域と定めている。ただ、今回の措置は中国政府が一方的に決定したものだ。スカボロー礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるが、中国は2012年以降、実効支配を続けている。
国連海洋法条約は、領海の範囲を基線から約22キロまでの海域と定めている。ただ、今回の措置は中国政府が一方的に決定したものだ。スカボロー礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるが、中国は2012年以降、実効支配を続けている。
11/11 00:07
時事通信社