トランプ氏復権への対応協議=「欧州政治共同体」首脳会合
【ベルリン時事】欧州連合(EU)加盟・非加盟国でつくる「欧州政治共同体」の第5回首脳会合が7日、ハンガリーの首都ブダペストで開かれた。欧州との防衛協力やウクライナ支援に消極的なトランプ前米大統領の復権に備え、対応を議論した。
ウクライナを含む47カ国の首脳らが招待された。フランスのマクロン大統領は会合で、6日にトランプ氏と電話協議したとして、「彼は米国の利益を守ろうとしている。われわれは欧州の利益を守るために準備しなければならない」と団結を呼び掛けた。
トランプ氏はウクライナ停戦の早期実現を公言してきたが、具体策を明らかにしていない。ロシアの占領を容認する形でウクライナに停戦圧力をかける恐れがあると指摘されている。
会合に参加したウクライナのゼレンスキー大統領は「トランプ氏が具体的にどう行動するかは分からない」と懸念を表明。一部の欧州首脳からロシアに譲歩するよう働き掛けがあると述べた上で、「欧州にとって自殺行為だ」と受け入れを拒んだ。
ウクライナを含む47カ国の首脳らが招待された。フランスのマクロン大統領は会合で、6日にトランプ氏と電話協議したとして、「彼は米国の利益を守ろうとしている。われわれは欧州の利益を守るために準備しなければならない」と団結を呼び掛けた。
トランプ氏はウクライナ停戦の早期実現を公言してきたが、具体策を明らかにしていない。ロシアの占領を容認する形でウクライナに停戦圧力をかける恐れがあると指摘されている。
会合に参加したウクライナのゼレンスキー大統領は「トランプ氏が具体的にどう行動するかは分からない」と懸念を表明。一部の欧州首脳からロシアに譲歩するよう働き掛けがあると述べた上で、「欧州にとって自殺行為だ」と受け入れを拒んだ。
11/07 21:43
時事通信社