現職、ロシア重視の候補に苦戦=モルドバ大統領選決選投票

東欧の旧ソ連構成国モルドバで3日、大統領選(任期4年)の決選投票が行われた。ロイター通信などが伝えた開票率90%以上の暫定結果によると、親欧米派の現職サンドゥ大統領(52)が得票率50.12%で、ロシアとの関係も重視する元検事総長ストヤノグロ氏(57)の同49.88%を上回ったが、苦戦が鮮明になった。
サンドゥ氏は選挙戦で、モルドバをロシアの勢力圏にとどめるための買収工作が展開された「明白な証拠がある」と主張。ストヤノグロ氏を「モスクワの男」と非難した。一方、ロシアのペスコフ大統領報道官は「証拠を示すべきだ」と介入疑惑を否定した。

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