北朝鮮を非難せず=中国

【北京時事】中国外務省の林剣副報道局長は31日の記者会見で、北朝鮮が日本海に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことについて「朝鮮半島問題の政治的解決の推進こそ各国共通の利益だ。関係各国がそのために努力するよう望む」と述べた。北朝鮮への非難は避けた。
ただ、昨年12月のICBM発射時、中国外務省の報道官は、日米韓の連携などを念頭に「軍事的圧力は逆効果だ」と述べ、より北朝鮮の立場に配慮する姿勢を見せていた。習近平政権は朝鮮半島情勢の不安定化を望んでいない上、ウクライナ侵略支援のために派兵するなどロシアとの接近を図る北朝鮮に、いら立ちを強めているとみられる。

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