ヒズボラ副指導者、イランに脱出=イスラエルの攻撃恐れ―報道

【カイロ時事】アラブ首長国連邦(UAE)のメディアは20日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラのナンバー2、カセム師がレバノンからイランに脱出したと報じた。イラン情報筋の話として伝えた。ヒズボラの後ろ盾であるイラン指導部が、イスラエルによる殺害を恐れて指示したという。
情報筋によれば、カセム師は、レバノンを訪問したイランのアラグチ外相の飛行機に同乗し、5日にレバノンを後にした。イスラエル軍はヒズボラへの攻勢を強め、9月末に最高指導者ナスララ師を殺害。その後10月には後継候補と目されていたサフィエディン師を標的に空爆を実施した。サフィエディン師も死亡したとの見方が強い。


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