米比海兵隊、フィリピンで共同訓練開始 陸自も参加




【マニラAFP=時事】フィリピンの北部と西部で、米比海兵隊の年次共同訓練「カマンダグ」が始まった。台湾から約800キロに位置するルソン北岸の防衛に重点を置いている。≪写真は米比海兵隊の年次共同訓練「カマンダグ」開始の式典に臨む両国海兵隊の担当官≫
前日に中国が台湾周辺で軍事演習を実施したばかりだが、フィリピン海兵隊司令官のアルトゥーロ・ロハス少将は首都マニラで行われた開会式で、かねて計画されていた訓練で「地域で(現在)起きていることとは一切関係ない」と明言した。
ルソン島北岸沿いでの実弾射撃訓練などに重点が置かれる。その他、同島と台湾の間の小島でも訓練が実施される。
米比からそれぞれ1000人余りが参加する他、両国より人数は少ないものの日本の陸上自衛隊やオーストラリア、英国、韓国などの軍も参加する。
報道資料によれば、水陸両用作戦、化学・生物兵器への対応などの訓練も予定されている。【翻訳編集AFPBBNews】

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