豪雨災害の死者170人=数十人不明か、首都孤立―ネパール

【ニューデリー時事】ネパールで27日から続く豪雨に伴う洪水や土砂崩れの死者が全土で170人に達した。数十人が行方不明になっており、各地で救助・捜索活動が続いている。同国内務省が29日、明らかにした。
地元報道によると、首都カトマンズ周辺は28日朝までの24時間で、1970年の観測開始以来最大雨量を記録。複数の幹線道路が寸断され、カトマンズは孤立状態となった。
増水した川の近くの住民はAFP通信に「恐ろしい。人生でこれほどの惨状は見たことがない」と語った。
ネパールはモンスーン期の6~9月に水害が多発。7月には中部チトワン郡の山沿いを走行していたバス2台が豪雨に伴う土砂崩れに巻き込まれて川に転落、計約60人が死亡した。


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