ウクライナ大統領「全ての国の支援を」=支持引き留めへ核リスク強調―国連総会

【ニューヨーク時事】ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領が25日、国連総会の一般討論演説に臨んだ。長期化する戦闘の早期終結に向け「世界の全ての国からの支援をお願いする」と述べ、自らが提唱する和平案への支持を訴えた。
演説では、ロシアが原発への新たな攻撃を計画していると「報告を受けた」と表明。「もしロシアが核災害を引き起こせば、放射線は国境を越える」と指摘し、ロシアの脅威は人ごとではないと力を込めた。
ゼレンスキー氏がニューヨークの国連本部で一般討論演説を行うのは、侵攻後2年連続。だが、国連での関心は緊迫の度合いを増す中東情勢に移っており、各国が「壊滅的影響を受ける」(ゼレンスキー氏)核災害のリスクを強調することで、支持の引き留めを図った。

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