バイデン氏「自分にはもっと睡眠時間必要」 米紙報道




【ワシントンAFP=時事】米国が独立記念日を迎えた4日、ジョー・バイデン大統領(81)は、引き続き大統領選のテレビ討論会での失態をめぐる対応に追われた。民主党内ではバイデン氏の撤退を求める声が高まっている。≪写真はジョー・バイデン米大統領≫
バイデン氏は、先週行われたドナルド・トランプ前大統領との討論会以来、党内のパニックを抑え込むのに苦心してきたが、3日にはホワイトハウスで全米の民主党州知事らとの緊急会合に臨み、支持を取り付けることに成功した。
だが、米紙ニューヨーク・タイムズは4日、この会合の出席者2人から得た情報として、バイデン氏が州知事らに対し、自分にはもっと睡眠時間が必要なので午後8時以降の公務を減らす計画だと伝えたと報じた。
この報道を受け、バイデン氏に大統領選からの撤退を求める声はさらに強まる可能性がある。
バイデン氏は4日、ホワイトハウスで軍関係者とその家族を招いて行われた独立記念日のバーベキューで「私はどこにも行かない」と強調。支持者から「戦い続けてほしい」と言われると、「分かっている。私はどこにも行かない」と答えた。
だが、バイデン氏の撤退を求める声は、米紙のニューヨーク・タイムズとボストン・グローブに続き、英誌エコノミストからも、民主党のセス・モールトン下院議員(マサチューセッツ州選出)からも上がっており、5日のプライムタイムに予定されているABCニュースのインタビューや、来週首都ワシントンで開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議での記者会見など、今後の予定にもプレッシャーがかかっている。
バイデン氏の撤退を求めた民主党議員はモールトン氏で3人目。【翻訳編集AFPBBNews】

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