バイデン氏の大統領選撤退「絶対にない」 ホワイトハウス




【ワシントンAFP=時事】米ホワイトハウスのカリーヌ・ジャンピエール報道官は3日、ジョー・バイデン大統領(81)が大統領選から撤退することは「絶対にない」と強調した。≪写真はジョー・バイデン米大統領≫
先週行われた米大統領選の1回目のテレビ討論会でバイデン氏が失態を演じたのを受け、民主党はパニックに陥り、党内からもバイデン氏に代わる候補を探すべきだとの声が上がっている。そうした声は、ドナルド・トランプ前大統領がリードを広げているという世論調査の結果を受け、さらに高まっている。
米紙ニューヨーク・タイムズとCNNは、バイデン氏が盟友に対し、自らが大統領職に耐え得ることを早急に示し、国民を納得させることができなければ再選は危ういと認めたと報じた。
だが、ジャンピエール氏はこうした報道を真っ向から否定し、バイデン氏に出馬を辞退するつもりはないと明言。「大統領は明敏であり、選挙戦にとどまり続ける」と記者団に語った。
複数のメディアは、バイデン氏が自らの陣営や党のスタッフとの電話で、長期戦になるとの覚悟を語ったと報じた。
ニュースサイト「ポリティコ」によれば、バイデン氏は「誰も私を追い出そうとはしていない。私は去らない。最後までこのレースに残り、勝利する」と語った。
一方バイデン氏は、討論会での出来の悪さを繰り返し認めている。
3日にはウィスコンシン州の非営利メディア「シビックメディア」のインタビューの収録で、「私はしくじった。ミスをした。(だが、それは)ステージの上での90分間だ。この3年半に私がやってきたことを見てほしい」と率直に語った。【翻訳編集AFPBBNews】

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