コロナ禍で親と死別の子ども約4万人、米大学調査

米ストーニーブルック大学の公衆衛生の研究者らは8日までに、新型コロナウイルスで親を失った米国の子どもは推定で約4万人に達するとの予測モデルを発表した。

米医師会の小児科学に関する学術誌(JAMA)が掲載した小論文で報告した。特に黒人系の子どもの間で目立つとし、20%がこの不幸に遭遇したと推測した。黒人系の子どもは総数の中で14%を占める。

小論文の作成責任者らは新型コロナの死亡者1人が出た場合、影響を受けそうな子どもの予想の人数を推定。予測モデルによると、ゼロ歳から17歳までの子ども0.078人が親と死別したと算定した。この数字は、コロナ禍が発生していない場合に比べ、17.5〜20.2%増を意味したという。

今年2月時点で、この年齢層の3万7300人の子どもが少なくとも親1人を新型コロナで失った計算になった。これら子どもの4分の3は思春期にあった。

また、新型コロナの犠牲者がさらに増える事態を考慮すれば親と死別した子どもは4万3000人に増え、自然発生的な集団免疫の発生を仮定し150万人が死亡するとした場合は11万6900人に膨れる可能性があるとした。

今回の小論文は予測モデルによる推測であり、調査や行政機関のデータに基づくものではなく、親ではなく子どもの面倒を見ている人物との死別も分析の材料に入れていないとした。

ジャンルで探す