コロナ対策違反でスクワット似の運動強要、男性死去 比

コロナ対策違反で反復運動を300回強要されたフィリピンの男性が死去した

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フィリピン・カビテ州で新型コロナウイルス対策に違反したとして28歳の男性が罰則の反復運動を多数回強いられた後に死亡し、捜査が開始されたことがこのほどわかった。

地元テレビ局「CNNフィリピン」が報じた。警官に強要された運動はスクワットに似た、ポンプのように体を上下に動かすものだった。

男性の遺族によると、この運動を100回繰り返すよう命じられ、動きの一致が必要などとも迫られ、結局300回やらされたという。

同州内では新型コロナ患者の激増に伴い封鎖措置が講じられている。男性は今月1日、外出禁止の時間帯に水を買うため出かけたことがとがめられていた。

捜査は同国内務省やジェネラルトリアス町の町長などが指示。捜査を率いる地元の州政府幹部は、法律違反が判明した警官は全員が訴追や刑事罰などを受けると言明した。

遺族によると、男性は同3日になってけいれんが始まり、いったんは自宅での手当てで回復したが、その後に体調不良を訴えるなどして昏睡(こんすい)状態に陥り、死去したという。運動の際に数度倒れたとも証言した。

国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」は今年3月、比政府に対し新型コロナ対策に違反し拘束された住民の基本的権利の尊重を促す報告書を発表。違反した若者5人が犬小屋に閉じ込められる仕打ちを受けた事例なども明かしていた。

ドゥテルテ比大統領は先月16日、同国ルソン島を封鎖措置下に置いたが、これ以降、マニラ首都圏では数百人規模が逮捕されたという。多くは外出禁止令に背いたためだが、対人距離の物理的な一定の確保や隔離規定を怠った住民も一部含まれていた。

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