4都府県の宣言延長へ 愛知・福岡も追加方針

台湾の蔡総統「中国が台湾と周辺の脅威に」 高まる日本への期待

 【台北=矢板明夫】台湾の蔡英文総統は4月30日、自身のフェイスブックで「中国の軍事拡張が台湾と周辺地域にとって脅威になっている」と指摘した上で、「私たちはさまざまなリスクを管理し、必ず台湾の安全を守る」と強調した。英誌エコノミスト(電子版)が軍事的緊張の中にある台湾について「地球上で最も危険な場所」と指摘したことへの反応だった。

 中国軍機や艦船が最近、台湾海峡の周辺で挑発行為を繰り返し、国際社会で台湾海峡情勢への関心が高まっている。これについて、台湾の軍事評論家、呉明杰(ご・めいけつ)氏は「台湾が海峡を挟んで中国と軍事的に対立する歴史は70年を超え、何度も台湾海峡危機を乗り越えてきた」と指摘。「国際情勢の変化があっても、台湾軍としてはこれまでと変わらず緊張感を持って対応するしかない」と話した。

 菅義偉(すが・よしひで)首相とバイデン米大統領が4月16日、日米首脳会談で発表した共同声明に「台湾海峡の平和と安定」が明記されたことで、台湾防衛に対する日本の役割への期待も高まっている。

 台湾空軍の元副司令官、張延廷氏は産経新聞の取材に「大変ありがたいことだ」とした上で「口頭だけではなく、具体的な行動もみせてほしい」と述べた。張氏は、日米が台湾軍と合同で訓練を実施することや、元自衛官が中心となっている日台間の軍事交流を現役の自衛官に変えることを提案。「現場同士で信頼関係があれば、いざというとき、より緊密な協力体制を構築できる」と話した。

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