「対立ではなく協力を」 中印国防相が会談 国境地帯の緊張緩和へ
中国の董軍国防相とインドのシン国防相は20日、訪問先のラオスで会談した。国境紛争をめぐって10月に緊張緩和に向けて合意して以来、国防相同士による会談は初めて。双方は合意事項の推進や信頼醸成を確認した。
両氏は、東南アジア諸国連合(ASEAN)に日米豪印中ロなどを加えた拡大ASEAN国防相会議に出席するため、ラオスを訪れている。
インド国防省によると、シン氏は会談で「我々は対立ではなく協力に焦点を当てる必要がある」と述べ、両国の良好な関係が世界の平和と繁栄に寄与すると強調した。
会談後には、「非常に実りのある会談を行った。相互の信頼と理解を再構築するためのロードマップに向けて協力することで合意した」と自身のSNSに投稿した。
■浮かぶ思惑と溝
11/21 06:00
朝日新聞社