韓国野党代表、また在宅起訴 「飲食費など私的流用」 訴訟5件抱え

ソウル中央地裁で2024年11月15日、有罪判決を受け記者団の質問に答える共に民主党の李在明代表(中央)=東亜日報提供

 ソウル近郊の京畿道知事時代に予算を私的に流用したとして、韓国の水原地検は19日、進歩(革新)系最大野党・共に民主党の李在明(イジェミョン)代表を業務上背任の罪で在宅起訴した。李氏は次の大統領選の有力候補の一人とされるが、この件を含めて5件の刑事裁判を抱えることになり、選挙戦略に影を落とす可能性もある。

 水原地検によると、李氏は朝食のサンドイッチなど私的な飲食の費用を京畿道の法人カードで支払うなどして、計1億653万ウォン(約1180万円)を流用したとされる。

 李氏は15日、自身の疑惑について虚偽の発言をしたとして、公職選挙法違反の罪で懲役1年執行猶予2年の有罪判決を受けた。他にも3件の刑事裁判が進行中で、うち1件の判決が25日にも言い渡される予定。(ソウル=太田成美)

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