ロシア軍、ウクライナ北東部の要衝を一部占拠か 4拠点を制圧情報も

ウクライナ東部ドネツク州で2024年11月6日、訓練をするウクライナ軍兵士=AP

 ロシア下院国防委員会のカルタポロフ委員長は14日、ウクライナ北東部ハルキウ州の要衝クピャンスクに、ロシア軍が進軍したと話した。ロシアメディアが伝えた。クピャンスクは州都ハルキウから約100キロにあり、幹線道路が集まる要衝。ロシア軍が占拠すれば、同州でも攻勢が一段と強まる恐れがある。

 ロシア国営タス通信も同日、軍事専門家の話として、クピャンスクで激しい戦闘になっていると伝えた。ウクライナ軍の4拠点をロシア軍が制圧したとの情報もある。

 ロシア軍は2022年2月のウクライナ侵攻後、一時クピャンスクを占拠したが、ウクライナ軍が同年9月に奪還していた。再び制圧される可能性が出てきた。

 ロシア軍は東部ドネツク州でも攻勢をかけており、ロシア国防省は14日、同州西部の集落ボズネセンカを占領したと発表した。

ジャンルで探す