日米韓合同訓練を非難 「核抑止力強化路線は揺るがない」と金与正氏

2022年8月10日、平壌で開かれた全国非常防疫総括会議で討論する朝鮮労働党の金与正副部長。朝鮮中央通信が同月14日に配信した=朝鮮通信

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記の妹の金与正(キムヨジョン)・朝鮮労働党副部長は4日付で談話を出し、日米韓が3日に行った合同の空中訓練を非難したうえで、「自衛的核抑止力強化路線は最も正確な選択であり、我々はこの道で少しも揺るがないであろう」と主張した。朝鮮中央通信が5日に伝えた。

 日米韓は3日、北朝鮮が10月31日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことへの対応だとして、米軍のB1B戦略爆撃機が参加して合同で空中訓練を実施していた。

 与正氏は談話で「敵の軍事的狂気が増すほど、我々の路線の実行の強度もまた正比例するだろう」と警告した。(ソウル=貝瀬秋彦)

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