北朝鮮「無人機再び飛来なら惨事に」 平壌上空への侵入、韓国は否定

9日深夜、平壌上空を飛ぶ韓国の無人機(左)と散布されたビラだと北朝鮮側が主張する写真。朝鮮中央通信が11日配信した=朝鮮通信

 北朝鮮の朝鮮中央通信は12日夜、金正恩(キムジョンウン)総書記の妹で朝鮮労働党副部長の金与正(キムヨジョン)氏の談話を配信し、無人機の平壌上空侵入を否定する韓国軍に対し「幼稚な言い訳だ」と主張した。「我々の首都上空で無人機が再び発見される瞬間、惨事が起きる」と強調した。

 北朝鮮は11日の重大声明で、今月3、9、10日に平壌上空に無人機が侵入し、体制批判のビラをまいたと主張。韓国軍関係者は「軍は無人機を送ったことはない」と否定している。

 与正氏は談話で、民間団体が無人機を飛ばした可能性にも言及。その場合も、「(韓国軍は)故意の黙認であり共謀だ」と述べた。

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