トランプ氏、銃撃された地で選挙集会 蜜月関係にあるマスク氏も登場

2024年10月5日、米ペンシルベニア州バトラーでの選挙集会に参加した共和党のトランプ前大統領=ロイター

 トランプ前米大統領(78)が5日、自らが7月に銃撃されたペンシルベニア州バトラーを事件後初めて訪れ、当時と同じ会場で選挙集会を開いた。ペンシルベニアは大統領選の結果を左右する激戦州。11月5日の投票日が1カ月後に迫るなか、激動の選挙戦を象徴する町で、大統領への返り咲きを誓った。

 大歓声に迎えられたトランプ氏は「悲劇と心痛の余波が残るバトラーに、私は戻ってきた」と語った。「米国を再び偉大にする我々の運動は、これまで以上に強く、誇り高く、団結し、決意を固めて勝利に近づいている」と力を込めて訴えた。

 銃撃事件での死傷者に黙禱(もくとう)を捧げ、党派を超えた国民の結束を訴える言葉もみられた。一方で1時間を超えた演説の後半になると、移民や犯罪者の脅威を強調し、民主党のハリス副大統領(59)を攻撃するいつもの「トランプ節」が目立った。

■イーロン・マスク氏、初の応援演説

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