ヒズボラ、イスラエルへの報復を明言 レバノンでまた通信機器爆発

レバノン東部で18日、爆発したトランシーバー型通信機器の残骸=AP。「ICOM」の文字が見える

 レバノンで18日、新たに通信機器が一斉に爆発し、AFP通信によると、25人が死亡、負傷者も600人を超えた。17日にはポケットベル型の通信端末が相次いで爆発し、12人が死亡、約2800人が負傷しており、2日連続となった。イスラエルの関与が指摘される中、敵対するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者ナスララ師は19日の演説で、「(イスラエルは)厳しい報復と当然の裁きを受ける」と宣言した。

 新たに爆発した通信機器はトランシーバー型で、SNSに投稿された写真では、破損した端末内部のラベルに「ICOM」「Made in Japan(日本製)」と表記されている。

 ロイター通信は、日本の通信機器メーカーのアイコム(本社・大阪市)の「IC―V82」というモデルと一致すると指摘。治安当局筋の話として、ポケベル型の端末と同じくヒズボラが5カ月前に購入したと報じた。

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