ジョージア、今度は「LGBT宣伝」禁止 「ロシアの後追い」批判

ジョージアの首都トビリシで2023年7月8日、性的少数者やその支持者による「プライド行進」を妨害しようとする人々と、それを押しとどめる警察官ら=AP

 黒海沿岸の南コーカサスに位置する旧ソ連構成国ジョージアの議会は17日、「家族の価値と未成年保護に関する法律」と名付けられた19の法案を可決した。法案はそれぞれ、同性婚や「LGBTに関する宣伝」などを禁止。ジョージアが加盟を目指す欧州連合(EU)は審議中から性的少数者の権利を侵害すると批判しており、両者の溝はさらに広がりそうだ。

 法案は与党「ジョージアの夢」が提出。定数150の議会で、84対0で可決された。野党は採決をボイコットした。

 法案は、同性間の婚姻登録や、学校やメディアで「LGBTに関する宣伝」とみなされる行為のほか、同性カップルによる養子縁組、性別移行の手術を禁じる。

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