プーチン氏、トランプ氏のウクライナ終戦発言を「真剣に受け止め」

カザフスタンのアスタナで2024年7月4日、上海協力機構(SCO)の首脳会議後に記者会見するロシアのプーチン大統領。スプートニク提供=AP

 ロシアのプーチン大統領は4日、ウクライナ侵攻をすぐに止められるとのトランプ前米大統領の発言について、「極めて真剣に受け止めている」と述べ、同氏に期待する姿勢を示した。訪問中のカザフスタンでロシアメディアとの記者会見に臨み、質問に答えた。

 トランプ氏はウクライナへの軍事支援に批判的な姿勢で、11月の大統領選で復帰すれば、すぐに侵攻を終わらせられると主張。6月27日のバイデン米大統領とのテレビ討論会でも、当選すれば大統領就任前に戦争を止められると話した。

 プーチン氏は「大統領候補のトランプ氏が、ウクライナでの戦争を止める用意と意思があると述べていることを、我々は極めて真剣に受け止めている」と語った。ただ、具体的な停戦提案の中身は知らないとした。

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