2千ポンド爆弾、米国がイスラエルに1万4千発 続く軍事支援

パレスチナ自治区ガザ南部のハンユニスで2024年6月25日、イスラエル軍の空爆で破壊されたがれきの中を捜索する人たち=AP

 パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐり、ロイター通信は29日、昨年10月の戦闘開始以降、米国がイスラエルに少なくとも1万4千発の2千ポンド爆弾などを提供していたと報じた。イスラエルのネタニヤフ首相は、米バイデン政権からの軍事支援が「激減した」と主張しているが、実際には大幅に低下していないとみられるという。

 報道によると、2人の米政府高官がイスラエルへの軍事支援について語った。分厚いコンクリートや金属を切り裂く破壊力のある2千ポンド爆弾のほかに、500ポンド爆弾を6500発、精密誘導ミサイル3千発などの兵器を提供したという。

 ネタニヤフ氏は、米側がイスラエルへの武器や弾薬の供給を遅らせているとの声明を発表している。これに対し、ブリンケン米国務長官は1回分の武器輸送が保留になっている以外、支援は「通常通り」だと反論していた。

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