ガザの食料危機、9月までに「約50万人が飢餓に」 国連機関が予測

2024年6月26日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで食料を受け取るパレスチナ人=ロイター

 イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザの食料危機が、人びとの命や生活に及ぼす影響を5段階で示す指標が25日発表され、9月までに50万人近くが飢餓に陥るとの予測が示された。

 発表されたのは、「総合的食料安全保障レベル分類(IPC)」の指標。最新の調査によると、状況が改善しなければ、9月までに49万5千人が5段階で最も深刻な「フェーズ5(飢餓/壊滅的な状況)」となり、74万5千人が2番目に深刻な飢餓の一歩手前の「フェーズ4(緊急)」になるという。

 国連世界食糧計画(WFP)や国連食糧農業機関(FAO)など複数の機関や部門が築いた手法だ。

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