レッドブル創業者の孫訴追せず 市民反発「金持ち優遇」

2017年4月、ロンドンで車に乗り込もうとするウォラユット氏=AP

 栄養ドリンク「レッドブル」の創業者であるタイの実業家の30代の孫が2012年、バンコクでひき逃げ事件を起こした疑いがありながら、タイの捜査当局が訴追の取り下げを決めていたことが明らかになった。市民の間に「金持ち優遇の二重基準だ」との反発が広がっている。

 ひき逃げをしたとされるのはウォラユット・ユーウィッタヤー氏。高級車フェラーリを運転中にバイクに乗っていた警察官をはねて死亡させ、逃げた疑いが持たれている。再三の出頭要請にも応じず、自家用機で国外逃亡した。

 だが、捜査当局は今年6月、危険運転致死罪などの訴追の取り下げを決めた。地元報道によると、警察官側にも過失があったとの新たな目撃証言が出てきたことなどを理由に挙げているという。

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