バングラのエルシャド元大統領死去 80年代に独裁体制

 バングラデシュの報道によると、同国元大統領のフセイン・モハマド・エルシャド氏が14日、ダッカ市内の病院で死去した。89歳だった。

 1930年、現在のインド西ベンガル州で生まれた。陸軍参謀長だった82年に無血クーデターで政権を奪い、翌83年に大統領に就任。86年に民政に移管し総選挙を行ったが、反体制運動を弾圧し権威主義的な独裁体制を敷いた。

 90年の経済危機の際、民主化の訴えを強めた野党の要求を受けて辞任。その後、汚職などの罪で91~97年に収監された。96年に獄中から総選挙に立候補し当選。政界復帰後は野党指導者として存在感を示した。(ニューデリー=奈良部健)

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