ロシア ウクライナに軍事侵攻

ロシア軍の渡河作戦、ウクライナ軍が「9回阻止」…戦車など「70台以上破壊」

ウクライナ軍が12日に公表した、東部ドネツ川で破壊された橋などの写真=AP

 【ワシントン=横堀裕也、キーウ(キエフ)=上地洋実】米英の国防当局は13日、ウクライナ東部ドンバス地方(ドネツク、ルハンスク州)の制圧を目指すロシア軍が渡河作戦中にウクライナ軍の攻撃を受け、重大な損失を被ったことを明らかにした。ウクライナ軍は14日、東部ハルキウ(ハリコフ)周辺でも反撃に転じた。

 露軍が渡河を試みたのはルハンスク州西部のドネツ川。ウクライナ軍はSNSで、露軍部隊の渡河を9回阻止し、計70台以上の戦車や装甲車などを破壊したと説明した。

 米国防総省高官は、露軍は渡河作戦の失敗で兵力をウクライナに送り込めず、「苦戦の要因にもなっている」と指摘。ドンバス地方制圧を目指す露軍の作戦に、当初の計画より少なくとも2週間の遅れが生じているとの分析を示した。英国防省は、「戦果を示さなければならない露軍司令官の重圧を物語っている」とした。

 ハルキウ州の知事は14日昼、SNSを通じ、ウクライナ軍が州南東部のイジューム方面に向け「反撃に転じた」と明らかにした。イジュームは露軍のドネツク州制圧作戦の拠点だ。露軍は13~14日にかけ、ハルキウ郊外の都市を含む複数箇所に砲撃を加えたという。

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