イタリア・エトナ火山で大きな噴火 噴煙が上空10,000m超に達する

イタリアのシチリア島に位置する有数の活火山、エトナ火山で日本時間の4日(日)、大きな噴火が発生しました。噴煙は上空10,000m以上まで達しているとみられます。

イタリアでも有数の活発な火山

エトナ火山はイタリア・シチリア島の東部にあり、標高3,300mほどの火山です。非常に活動が活発な火山で、溶岩を噴出したり噴煙を上げるような噴火が頻発しています。

今日の噴火は日本時間の4日(日)の昼過ぎに発生し、上空10,000m以上まで噴煙が到達したとみられます。イタリア国立地球物理学火山学研究所によると、日本時間の14時30分の時点でも噴煙の噴出は継続している状況です。

最近は火山活動が活発になっていて、7月24〜28日にかけては溶岩流が確認されていました。

噴煙の状況次第では航空機に影響も

噴火により多量の火山灰が大気中に放出されると、それを吸い込んだ飛行機のエンジンが停止したり、操縦席の窓ガラスに傷が付いて見通しが利かなくなるなど、航空機の運航へ重大な影響を及ぼすおそれがあります。

VAAC(航空路火山灰情報センター)は航空路火山灰情報を発表して、周辺の航空機に対して注意を呼びかけています。

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