「無人機事件の主犯は韓国軍部、責任は米国に」金与正氏が談話

北朝鮮が、韓国から平壌上空に飛来した無人機が反金正恩体制ビラを散布したと主張している問題をめぐり、金正恩総書記の妹である金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長は14日に談話を出し、「われわれは、平壌無人機事件の主犯が大韓民国の軍部のくずであるということを明白に知っている」と述べた。朝鮮中央通信が伝えた。

この問題に関して韓国当局は、戦略的な立場から事実を「確認してやることはできない」としている。

金与正氏は12日に発表した談話で「今回の無人機挑発の主体、その行為者が誰であれ、それには全く関心がない」としながら、たとえ民間団体によるものであっても、韓国当局に責任があるとの立場を示していた。

それに重ねて改めて、韓国軍部が「主犯」であると断じたものだが、その根拠は明らかにしなかった。

一方、金与正氏は「核保有国の主権がヤンキーが手なずけた雑種の犬によって侵害されたなら、野良犬を飼った主人が責任を負うべき」として、米国に責任を問う姿勢も示した。

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