「ホタテガイとコンブで金持ちに」金正恩氏が養殖事業所を現地指導

北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が15日、咸鏡南道(ハムギョンナムド)新浦(シンポ)市の浅海養殖事業所の建設準備を現地指導した。朝鮮中央通信が伝えた。

金正恩氏は朝鮮労働党中央委員会第8期第19回政治局拡大会議(1月23日、24日)で「地方発展20×10政策」を打ち出した。首都・平壌への偏重が著しい投資を地方にも広げて経済の発展を図り、地方の人々の生活を向上させるという政策だ。「20✕10」とは、毎年20の市や郡に現代的な工場を建設し、10年以内に経済を活性化させることを意味している。

同通信によると、地方発展20×10政策のモデル事業を党中央委員会が推進するという金正恩氏の特別指示に従って「典型的な海岸地域であり、住民数に比べて耕地面積が少ない咸鏡南道新浦市がそのモデル単位に決められ、その準備が進められてきた」という。

金正恩氏は、党・政府の主要幹部と共に咸鏡南道新浦市豊漁洞(プンオドン)地区を訪れて浅海養殖事業所の建設敷地を見て回り、現地で関係部門の活動家の協議会を招集した。協議会には、党中央委員会政治局常務委員会委員である金徳訓(キム・ドックン)内閣総理と趙甬元(チョ・ヨンウォン)、李日煥(リ・イルファン)、金才龍(キム・ジェリョン)、朴泰成(パク・テソン)の各氏をはじめとする党中央委員会書記、朴正根(パク・ジョングン)内閣副総理兼国家計画委員会委員長、武力機関の主要指揮官、咸鏡南道と設計部門の当該の活動家が出席した。

金正恩氏が協議会を指導し、「地方の天然資源、経済的資源をよく開発し、有用に活用するのが地方経済発展の自立性と推進力を確保し、ひいては国の経済力を統一的に、発展志向的に引き上げる上でも極めて重要である」と強調した。

また、「山を控えた所では山を、海を控えた所では海を利用して地方経済を発展させるという党政策が今まで貫徹されなかった原因について厳重に分析し、経済生活において都市と農村の格差を減らせることについてわが党が一貫して堅持してきた政策と方針は国家的に地方の経済成長のための全ての条件と可能性を責任をもって保障してこそ実現することができる」と述べた。

さらに、「豊漁洞地区の沖合い水域でホタテガイとコンブの養殖をよくすれば、やせて経済力の弱い新浦市が3~4年後には共和国の市、郡の中で一番豊かに暮らす『金持ち市』になることができる」としながら、「新浦市浅海養殖事業所を新世紀の養殖業のモデルの実体として立派に整えて新浦市の人民に贈り物として与える決心を披歴した」という。

金正恩氏は協議会後、浅海養殖場水域を見て回り、「豊漁洞地区の沖合いが水質、水深、水温をはじめとする各側面で養殖条件が良好である」としながら、「立派な変革とともに幸福になる新浦市の人民の将来を思い描きながら感慨を禁じ得なかった」という。

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