フランス ムハンマド風刺画害テロ、各地で抗議集会

 【パリ=三井美奈】フランス各地で18日、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画が引き金になった16日の教員殺害テロに対する抗議デモが行われた。全国で数万人が参加し、「表現の自由」を訴えた。
 パリ東部の共和国広場には数千人が集まり、国旗や風刺画のコピーを掲げ、国歌を合唱した。新型コロナウイルス対策でパリでは千人以上の集会は原則禁止されているが、デモにはカステックス首相も参加した。デモはリヨン、ツールーズなどでも行われた。
 この事件で殺害された教員は、中学校でムハンマドの風刺画を「表現の自由」を教えるために使用。容疑者の18歳の男が、学校近くで教員を付け狙い、ナイフで刺殺した。検察の発表によると、容疑者はロシア・チェチェン系で今春に難民認定され、フランスの在留許可を取得した。
 フランス政府は21日に教員の国家追悼式を予定している。

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