メルケル氏後任に側近女性幹事長 独与党、路線継承へ

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの保守系与党、キリスト教民主同盟(CDU)は7日、メルケル首相の後任党首を決める党首選を北部ハンブルクで実施し、女性の党幹事長、アンネグレート・クランプカレンバウアー氏(56)を選出した。同氏はメルケル氏の側近で、「メルケル路線」は基本的に引き継がれることになりそうだ。
 メルケル氏は2021年秋の首相任期終了で政界を退く意向。クランプカレンバウアー氏は議会最大政党の党首として次期首相に最も近い位置につける。
 メルケル氏が18年間務めた党首の後継争いでは、中道寄りの政策を進めたメルケル路線を引き継ぐか、保守路線に回帰するかが焦点となった。地方の代表ら計1001人による投票の結果、クランプカレンバウアー氏が決選投票で51・75%を得票し、保守派の元連邦議会(下院)院内総務のフリードリヒ・メルツ氏(63)を抑え、接戦を制した。
 クランプカレンバウアー氏は西部ザールラント州首相などを歴任。実績がメルケル氏に評価され、2月に党幹事長に抜擢された。

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