習主席「米朝の和平進展望む」 北外相と会談

 【北京=藤本欣也】中国の習近平国家主席は7日、北京を訪問中の北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相と会談、朝鮮半島情勢などについて意見交換した。王毅国務委員兼外相も同日、李氏と会談した。
 中国メディアによると、習氏は「米朝両国が互いの合理的な懸念に配慮し、朝鮮半島の和平交渉のプロセスが進展することを望む」と指摘。李氏は「(北朝鮮は)朝鮮半島の非核化実現に向けて引き続き努力する」と強調した。
 また、王氏は李氏との会談で、「中国側は米朝が対話を維持し、互いの懸念をバランスをもって解決することを望む」と表明。李氏は「米国との信頼関係構築を希望する」などと述べ、中国に協力を求めた。
 李氏は中国要人との一連の会談を通じ、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の韓国訪問時期について意見を交換、習氏の北朝鮮訪問時期に関しても調整したとみられる。
 今月初め、アルゼンチンで開催された習氏とトランプ米大統領との首脳会談では、中国側が北朝鮮問題で米国に協力する意向を示したとされる。
 米中貿易摩擦が過熱する中、「中国が米国から譲歩を引き出すため、北朝鮮問題で米国と何らかの取引をしたのでは」(外交筋)との臆測が流れている。
 北朝鮮は最近、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が中南米諸国を歴訪するなど、多国間外交を試みている。
 李氏も11月下旬からベトナム、シリアを訪問し、6日に北京入りした。8日からはモンゴルを訪れる。

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