【トランプ政権】米不法移民、38人の子供が親と再会 人数の少なさに再び批判も

 【ロサンゼルス=住井亨介】トランプ米政権が米国に不法入国した親子を引き離して拘束している問題で、5歳未満の子供38人がが10日までに、テキサスやアリゾナ州などの施設で親との再会を果たした。CNNテレビなどが伝えた。当局は「3000人以下」の子供が親から分離されているとしているが、親子関係の確認作業に時間がかかっており、再会できた人数の少なさに再び批判が高まりそうだ。
 再会は、カリフォルニア州のサンディエゴ連邦地裁の命令を受けたもの。同地裁は6月26日、不法移民の親子を30日以内に再会させるよう政権側に命令し、5歳未満の子供約100人については7月10日までに再会させるよう命じていた。
 当局はDNA型鑑定を用いて親子の照合を急いでいるが、親たちは全米各地の施設に分散して収容されているうえ、すでに国外退去となっているケースもあり、確認作業に手間取っている。10日までに再会させられなかった残る5歳未満の子供については、なお時間がかかるとしている。
 アザー厚生長官は、CNNの番組で「嘘をついて子供を引き取ろうとする大人もいる。とても危険な状況で、子供を守らなければならない」と述べ、親の身元調査を慎重に進めている事情を説明した。
 また、トランプ大統領は親子の再会を受けて、「(不法移民問題の)解決策はある。彼らに不法に米国へ来ないよう言えばいいのだ」と述べた。
 親子引き離し政策をめぐっては、国内外から「非人道的」との非難が起こり、トランプ氏は6月20日に政策を撤回し、親子を同一の施設に収容するよう求める大統領令に署名していた。

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