イランと北朝鮮、核開発で協力 米など指摘「中国企業通じ技術獲得」

 イランの核問題は2002年、反体制派が開発している疑いがあると公表したことに端を発する。以来、北朝鮮と協力している可能性がしばしば指摘されてきた。
 米議会調査局が16年に公表した報告書は、当局者の情報として、両国が00年代に「核の父」として注目されたパキスタンのカーン博士のネットワークから、ウラン濃縮に関連する設計や材料を獲得したとしている。
 両国は核兵器製造や爆発実験のデータなどに関する情報を交換してきた恐れがあり、「イランは北朝鮮の核兵器開発の支援に対し、現金や石油を支払ってきた可能性がある」と指摘した。未確認ながら、イランの要人が北朝鮮の核実験を視察したとの情報にも言及している。
 また、イランと北朝鮮に対する欧米などの制裁が広がる中で、両国ともに「中国の貿易会社」などを通じて軍用、民生いずれにも使えるデュアルユースの技術獲得を進めてきたと推測。「両国とも中国における物資供給網を十分に確立している」という米政策研究機関、科学国際安全保障研究所(ISIS)の調査結果を紹介している。(カイロ 佐藤貴生)

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