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EU、アストラ製ワクチンの副作用にまれな血液疾患を追加

[11日 ロイター] - 欧州医薬品庁(EMA)の安全委員会は11日、英アストラゼネカ製新型コロナウイルスワクチンの潜在的な副作用として、新たに毛細血管 漏出症候群を追加する必要があると発表した。

毛細血管 漏出症候群とは、細い血管から液体が漏れ出し腫れや血圧の低下を引き起こすまれな疾患。EMAは、過去に毛細血管 漏出症候群を発症した人はアストラ製ワクチンを接種すべきでないとした。

安全委はアストラ製ワクチン接種後に毛細血管漏出症候群を発症した6症例を検証。大半が女性で1人が死亡したという。3人は毛細血管漏出症候群の既往歴があった。

アストラゼネカは声明で、毛細血管漏出症候群の発症は非常にまれで、その割合はワクチン接種者1000万人に1人と指摘。「ワクチン接種者への周知や早期の診断および適切な治療に向けた情報提供などリスクを最小限に抑える対策に当局と協力して積極的に取り組んでいく」とした。

欧州連合(EU)、リヒテンシュタイン、アイスランド、ノルウェー、英国でのアストラ製ワクチンの接種は7800万回以上となっている。

英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は毛細血管漏出症候群の既往歴がある人に対し予防的なアドバイスの実施を検討していると発表。ただ4000万回以上のアストラ製ワクチン接種のうち、毛細血管漏出症候群の報告は8件あったが、現時点で関連性は見られないとした。

一方、イタリア政府は11日、5月25日にアストラ製ワクチンを接種した18歳の女性が10日に血栓で死亡したことを受け、同ワクチンの接種を60歳以上に制限すると発表した。

EMAはまた、ファイザー・ビオンテックやモデルナが開発したメッセンジャーRNA(mRNA)型ワクチンの接種後に心筋炎や心膜炎などが発症した件について引き続き調査していると発表した。

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